2009年3月10日火曜日

東京中央郵便局:解体を中断 日本郵政

 鳩山邦夫総務相が東京中央郵便局(東京都千代田区丸の内)の建て替えに反対している問題で、日本郵政は6日、本格的な取り壊し工事を中断していることを明らかにした。

 日本郵政によると、建物の内部と外壁の一部はすでに取り壊しており、当初計画では今週中に本格的な解体を始める予定だった。だが、鳩山総務相が計画に「待った」をかけたため、当面、保存部分の調査や補強工事だけを続ける。

 鳩山総務相は6日の閣議後記者会見で、「せめて登録文化財として文化庁が認める形で再開発してほしい」と述べ、設計変更をすれば、高層ビルへの建て替えを容認する考えを示唆した。これまでは、建て替えに否定的だった。
 
重要文化財に指定されるには、現在の局舎を全面保存しなければならないが、保存部分を増やせば登録文化財として登録できる可能性がある

1 件のコメント: